LINEAイノベーションが目指すフュージョンエネルギー
目標
- 先進燃料核融合(p-11B反応)による発電の実現
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- 中性子フリー
- 炉壁材料の放射化なし、低レベル放射性廃棄物の排出ゼロ
- トリチウムフリー
- 燃料に放射性物質を含まない
- 持続可能な燃料供給
- 資源量が豊富な水素とホウ素
アプローチ
- 高エネルギービームを用いた
“非熱的”核融合 -
- 高密度にホウ素を含むプラズマに水素ビームを入射し、核融合を直接駆動
- 従来の熱的プラズマによる自己点火ではないため、数億度という高温は不要
- エネルギーが大きく異なるプラズマとビーム粒子が一定の領域内に共存する必要がある
具体的手法
- FRCミラーハイブリッド方式の採用
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- FRCの高β特性により、高密度プラズマと高エネルギービーム粒子が共存可能
- ミラー磁場の閉じ込め機能で、高エネルギー粒子の閉じ込めとプラズマの安定性を向上
- 開放端系の特性を活かし、シンプルかつ経済的な核融合炉を設計